大阪府東大阪市御厨南1丁目1-12
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不整脈・心房細動

不整脈とは

不整脈

心臓は一定のリズムで拡張と収縮(膨らんで、縮んで)を繰り返すことによって、全身に血を運ぶポンプの働きをしています。一般的な成人で、脈拍数は1分間に60回~80回程度です。ただ何かしらの原因でそのリズムに異常をきたすことを不整脈といい、脈が急に早くなったり(150回/分程度)、遅くなったり(30-40回/分程度)、あるいは脈拍は正常回数であってもリズムがずっと一定しない、もしくは脈がたまに飛ぶというようなことがあります。その原因は様々で、心筋梗塞(心室細動、房室ブロック)、弁膜症や心筋症に伴う心不全といった心臓の病気によって引き起こされることもあれば、甲状腺の異常、電解質(血液中のカリウム)の異常、薬の副作用、肺疾患など心臓以外の病気でみられることもあります。また、ストレスや体質、疲労、加齢、睡眠不足、脱水、飲酒などによって起きることもあります。心臓の電気の流れは右心房の洞房結節というところから、一分間に60-80回で脈を打つようにまず指令がでます。その後心房に電気が流れ、心房が収縮します。心房から心室に血が流れ込み、しっかり充満した後に心室を収縮させるために、心房から心室へは0.1秒遅らせて電気を流します。心房からの電気の流れは房室結節(中継地点)というところを介してのみ心室に伝わり、この細胞がわざと電気の流れを0.1秒遅らせます。

不整脈の種類

不整脈は起こる場所、脈の速さによって種類が異なってきます。
場所による分類には心房性のものと心室性のものがありますが、心室性の不整脈、特に心室細動は命に関わる危険なものもあるので注意が必要です。また洞房結節や房室結節は電気を流す重要な細胞ですが、これらが障害されると、電気が流れなくなり徐脈になります。
一方脈の速さによる分類では、徐脈性、頻脈性、そして脈は正常回数でも脈が飛んだりする期外収縮などに分けられます。脈が乱れる心房細動は、発作的に出たときは頻脈になることが多いですが、脈拍数が正常なものもあれば、徐脈になることもあります。

徐脈性不整脈
脈の打ち方が通常よりも遅く、一分間の拍動が50回以下の場合を言います。多くの場合、30-40回/分まで心拍数が落ちていることが多く、症状としては、ふらつき、めまい、全身倦怠感・脱力感、息切れで、重症化すると意識を失ったり、心不全を合併し呼吸困難やむくみなどが出てくることがあります。その原因疾患としては洞不全症候群(洞結節やその周囲に障害が起きることで発症する不整脈。高齢者に多い。原因は不明が大半)や房室ブロック(心臓内にある電気信号が伝わる経路に異常が起きることで発症する不整脈)があり、多くはペースメーカーの植え込みが必要となります。まれに腎不全に伴う高カリウム血症や、ジギタリスなどの抗不整脈薬の濃度が上がりすぎると、徐脈を引き起こすこともあり、多くはカリウム値を補正したり、薬を中止することで脈は正常化します。
頻脈性不整脈

心臓の拍動が一分間で100回以上ある場合を頻脈と言います。発作性上室性頻拍は、比較的よく見られ、多くの場合150回/分前後まで突然脈が増加し、動悸症状がしますが、突然に停止し症状はすっとなくなるのが特徴です。WPW症候群(房室リエントリー性頻拍)、房室結節リエントリー性頻拍が代表的なもので、従来の電気を流す回路以外に不必要な回路が存在し、その前者と後者で電気がくるくると廻ってしまう結果、頻拍が生じます。治療としては、その不必要な回路を焼き切るカテーテルアブレーション手術があります。
心筋梗塞に伴う心室頻拍では脈が200回/分まで増加することもあり、めまい、冷や汗、吐き気などもみられますが、心室細動になると心筋が完全に震えてしまうため、全身に血が全く送れなくなり、意識を失うことになります。その時には、AEDを用いて電気的除細動を行う必要があります。不整脈の回路をカテーテルアブレーションで治療できることもありますが、治らずに意識を失う心室頻拍・細動を繰り返す場合は、植え込み型の除細動器を体内に植え込む必要がでてきます。

なお運動、脱水症状、発熱、興奮といった生理的な現象で脈は速くなることがありますが、これは洞性頻脈と呼ばれるものでこの場合は治療をする必要はありません。

期外収縮(脈が乱れる不整脈)
期外収縮とは、瞬間的に脈が飛ぶ状態のことで、脈が抜ける、瞬間的にドキッとするといった症状がみられることがあります。種類としては、心房性期外収縮と心室性期外収縮があります。いずれも数が少なく、自覚症状が全くなければ、治療の必要はありません。心房性期外収縮は、数が増えてくると心房細動を合併してくることもあるので注意が必要です。心室性期外収縮は、動悸などの自覚症状が強い人は、数が増えてくると治療の必要が出てきます。カテーテルアブレーションでその起源を焼灼して治療できることもあります。

検査について

不整脈の原因を調べるにあたっては、心電図検査をはじめ、胸部X線撮影、血液検査のほか、ホルター心電図、運動負荷心電図、心臓超音波検査(心エコー)などを用いていきます。ホルター心電図検査は、24時間心電図が計測できるもので、小型軽量化されたもので、四六時中患者さんの心電図がどのように変化したかを調べるものです。症状があったときに記録用紙に記載してもらうと、そのときに不整脈が出ているかどうかがわかります。心エコーでは、心機能の状態や基礎心疾患の有無を確認していきます。血液検査では、電解質や甲状腺ホルモン、時に不整脈薬の血中濃度などを確認していきます。運動負荷心電図は、階段の昇降、歩行、自転車こぎなど運動をすることによって、不整脈がどのように変わるか、狭心症の有無などを確認していきます。

治療について

不整脈の治療では、主に薬物治療と非薬物治療(心臓ペースメーカー、ICD、カテーテルアブレーション など)になります。なお不整脈の種類と程度によって選択肢は異なります。薬物治療の場合、頻脈の場合に脈を遅くする、脈のリズムを整える薬として抗不整脈薬が使われます。また心房細動や心房粗動の症状がある患者さんには、脳梗塞を予防するための薬剤として抗凝固薬が使われることがあります。

心房細動とは

心房細動とは、心房内(主に左房にある肺静脈付近で発火して始まります)で1分間に300~600回の不規則な電気信号が発生し、心房全体が小刻みに震え、心房の正しい収縮と拡張ができなくなる不整脈です。
悪化すると、心不全を起こしたり、心臓の中にできた血の塊が脳に飛び、脳梗塞に繋がることもあります。高齢者(65歳以上)の3割程度の方が罹患していると言われています。発症の原因は、加齢、高血圧、弁膜症、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、肥満、睡眠時無呼吸症候群などが挙げられます。主な症状は、動悸(ドキドキする)、立ちくらみ、脱力感、胸の不快感といったもので、加齢に伴って起きやすいとされ、自覚症状が現れないケースもあります。また心房細動は、発作的に起こるが自然に停止できる発作性心房細動(7日以内に自然停止する)と長時間続く持続性心房細動(7日以上持続する)に分かれ、これが1年以上続くと長期持続性心房細動と診断されます。持続性になってくると徐々に停止しにくくなり慢性化していきますので、治療をするのであれば、発作性のうちに治療は受けるのが望ましいです。

検査について

心房細動が疑われる場合、心電図検査もしくは必要に応じてホルター心電図、弁膜症の有無を調べるための心エコー、甲状腺機能の異常の有無を確認したり、血液検査なども行われます。時には、経食道心エコーといって、食道から心臓のなかの血の塊ができていないかどうかをみる検査をすることもあります。

治療について

治療に関してですが、血栓を予防するための治療と心房細動を軽減させる治療が行われます。前者では、心房細動による血栓を予防する薬物療法として、抗凝固薬(ワーファリン、プラザキサ、イグザレルト、エリキュース、リクシアナなど)の飲み薬が処方されます。薬によって注意事項も異なりますが、ワーファリンはビタミンKを大量に含む食物摂取には注意が必要で、ビタミンKを作り出す納豆は食べてはいけません。後者の4剤は食事に関して制限はなく脳内の出血は少ないとされていますが、どの薬も血をさらさらにするので、転倒やけがには注意が必要です。
不整脈自体に対する治療としては、発作を軽減させるために抗不整脈薬を使用し、発作時の頻脈を抑えるためβ遮断薬なども使用されます。

症状が強く、発作頻度が多いときは、根本治療であるカテーテルアブレーションが行われます。基本的に、心房細動は左心房にある肺静脈から発火して始まりますので、肺静脈の発火点を囲い込む肺静脈隔離術(肺静脈の周りにやけどをさせて、電気を流れないようにします)が行われます。発作的な心房細動のほうが治療の成功率は高く、持続性、慢性になるにつれて成功率は下がっていきますので、早い段階で治療することが望まれます。

診療時間
〇…平田医師  ●…篠塚医師  ▲…予約検査時間帯
休診日:木・土曜午後、日曜・祝日(木・土曜の午前、臨時休診あり)
日祝
9:00~12:00
第1,3 ●
第2,4,5 〇
15:00~16:00
16:00~19:00
院長
平田 明生
診療科目
一般内科 循環器内科 消化器内科
電話
06-6789-7808
所在地
〒577-0034
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最寄駅
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無料駐車場(3台)周辺拡大図 | 駐車場から斜めに抜けると正面入口があります。
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